トレチノインについてご質問いただきました。
ご存じの方もいらっしゃるとは思いますが
ビタミンA誘導体の外用薬で
アメリカではしわ・にきびの治療医薬品として使われています。
日本でも作用の弱いニキビ治療薬としてディフェリンゲルなどがあります。
高価なアイクリームなどで「レチノール」が使われていますが
トレチノインは100倍以上の生理作用があり
皮膚の若返り効果などがある代わり、
赤みや痛み、かゆみ、一時的な乾燥、皮膚の剥離などが起きます。
有名なところではゼオスキンや
オバジのニューダームシステムなどで
6週間ほどかけて皮膚の入れ替えを行うシステムがあります。
私が最初にトレチノインを使用したのは15年くらい前(もっとかも)で
東大式トレチノイン療法というのを参考にしました。
用意したもの
基本的にはすべてトゥヴェールのもの + トレチノインゲルです。
クリスタルパウダーというのはビタミンC誘導体の原末で
水に溶かすとビタミンC化粧水になります。
1瓶買うとかなり長く使えます。
初めはコンタクト用の精製水に溶かしていました。
最近はウォーターサーバーの水で適当に溶かしてます。
ミネラルウォーターを使ってしまうと成分が失活します。ご注意ください。
これはAPPSという水溶性と油溶性の両方の性質を持つタイプで
効果が長続きするハイグレードなタイプです。
私が使っていたのはもっと安いNa塩のだったんですが廃盤になってました。
A-retゲル 1本あたり最安値918円
この2つを混ぜて肌に塗布します。
トゥヴェールのオールインワンゲルとA-retゲルの2点だけでも良いでしょう。
最初はこれに加えてトゥヴェールの青い洗顔せっけんや
他のクリスタルエッセンス、ホワイトニングエッセンスも使ってました。
トレチノインはホワイトニング系の成分と合わせて使うと
美白効果が高まったり、ハイドロキノンと合わせてシミ治療にもなります。
簡単に言うとトレチノインは皮膚の新陳代謝をじゃんじゃん上げる薬です。
肌が薄くなって良くないとかビニール肌になるという方もいますが
表皮、真皮ともに肥厚していく薬ですので
普通のケミピや角質削りとは異なります。
A-retゲルが一番安い(と思う)んですが
レチノAゲルとか、ハイドロキノン混合タイプのユークロマとかもあります。
あまり深く考えず、安いのを買ってます。
レチノAは以前使ってましたが、特に違いはない…気がします。
A-retゲルは後発品のようで、後から安いのが出てきたって感じです。
私はJISAというところで買ってますけど
オオサカ堂とか他のお店でも扱っているようなので
買いやすいところで買ってください。
JISAで買っているのは、私がトレチを始めた時
まだオオサカ堂がなかったからです。
JISAだと注文して2週間~1か月くらいで通常郵便で届きます。
温度変化や光に弱い薬ですが、まあ安いし?
気になる方は美容皮膚科で処方してもらう手もあります。
濃度は0.025~0.1%まであります。
最初は0.05%で始めました。
今は慣れてきたので0.1%のを買って、量で調節してます。
黄色い結晶?のようなものが見えるのもありますが
そのまま使用してます。
効果の違いは(あるんでしょうが)あまり感じません。
ハイドロキノンは使用しておりません。
特に気になるシミがないのと、白斑などのリスク
ハイドロキノン自体の肌への刺激などのデメリットのためです。
ちなみにハイドロキノン単体でのシミ治療は難しいと思います。
最初の1か月
かなりつらいです。
オバジ博士の「No pain, No gain」を信じて続けました。
朝は塗らずに、夜だけトゥヴェールのゲル&トレチノインです。
トレチノインは光で分解するので夜だけにしてました。
日焼け止めをしっかり塗れば朝も塗って良いと言われています。
トレチノインは米粒1~2粒くらいですかね。
初めの3日くらいはあまり変化がありません。
ちょっとつっぱるかな?くらいな感じです。
その後、赤みが出てかなり痛いです。かゆみを伴う時もあります。
オバジニューダームシステムを参考にしていましたので
「どんなにつらくても2週間塗り続けろ」
とあり、結構頑張りました。
この最初の2週間でがっつり反応させるのが成功のカギらしいです。
が、肌の入れ替えではなく美肌目的なら
休み休み、少量で使うくらいで良いんじゃないでしょうか。
「トレチノイン 失敗」などの方は
ほとんどがここの痛みのあまりにいじってしまったり
かゆくてかきむしってしまうことによるものです。
がんばれ、冷やせ。
どうしても無理なら量を減らせ。
休んでもいいけど、再開したら同じだ。頑張れ。
日中は日焼け止め必須です。
この炎症が起きているときに紫外線に当たるとシミになります。
赤みが出た後には皮膚の剥離が始まります。
拾い画で恐縮ですが、今でも剥けるときはこんな感じです。
口回りの他、鼻の脇やこめかみなんかも剥けます。
洗顔時にこすって落としたくなりますが
それやっちゃうと後が大変なのでこすっちゃいけません。
日焼け止めも皮膚ごと剝がれるので、日焼け止め塗り直しも必要です。
ぶっちゃけ、ここが相当つらいので皮膚科医の指導の下使うような
ゼオスキンプログラムというのがあるんだろうなと思います。
何も知らないで使うと、赤みが出た時点で中断してしまうでしょう。
夫からも変なことしない方が良いと心配されました。
次の1か月
慣れてきますが、まだ痛いときがあります。
洗顔時に石鹸がしみるとか、化粧水がしみるとか
刺激もかなりあります。
肌のツヤやハリが出てきて、美肌効果を得られる時期です。
トレチノインの適量や、皮むけのタイミングなども掴めてきます。
メンテナンス期
最初に使ってから、今でも少量使い続けています。
やっぱり塗ると皮むけしますので
大事な予定があるときにはスケジュール調整して使います。
肌きれいといわれることもありますが
正直トレチノインの効果が一番大きいと思っています。
美顔器も良いんですが、トレチノインやってなかったらここまでじゃないはず。
「セラピューテックシステム」
「ゼオスキン 6週間」
などで検索すると、トレチノイン前後の比較画像をご覧いただけます。
コメント
沼様
コメントで質問した者です。
詳しくありがとうございます!
真似させていただきます!!
NUMAさん
こんにちは
こちらのトレチノインの記事を読ませて頂いてチャレンジしてみたいと思っていますが、ご愛用の日焼け止めはどちらのものをお使いですか?
良かったら教えてください
ドラッグストアで手に入るものを適当に買っています。
今はロート製薬のスキンアクアです。
コメント失礼致します。
トレチノインとアンランの美顔器について盧質問なのですが
NUMAさんは、トレチノイン期間中も美顔器を併用して毎日のケアに取り入れていらっしゃいますか?
美顔器が思いのほか刺激的な使用感でしたのでトレチノインで薄くなった所に当てても大丈夫なのかとふと思いまして
参考にぜひぜひ、教えてください
はい、普通にほぼ毎日使っています。
東大の論文によると「表皮においては表皮角化細胞の強い増殖促進作用がみられ表皮は肥厚し角質はコンパクトになる」
ということになっていまして、むしろトレチノインを使うと皮膚は厚くなります。
あまり詳しくない方がビニール肌になったと言っているようですが、正しくない情報です。
ご返信ありがとうございます😊
そうなのですね
東大の論文などでもそう言った記述があるのですか、説得力ありますね
これで安心して美顔器当てられます!
ただ、炎症が起きている時だと激痛ですので
あまり無理せず、シートパック(皮膚科で言う所の閉鎖療法)などで様子を見てください。
炎症が起きている時だと激痛とのお言葉にハッとしました…(笑)
今日美顔器を当てたらまさに激痛でした…!
炎症がおきてる最中なのかもしれませんね
痛い程効いていると言う錯覚に囚われ気味なところがあるので、気をつけます😅
おお、トレチノイン中でしたか。
痛い時には無理に当てちゃだめですよ。
洗顔するだけでも痛いですよね。
ビタミンC誘導体パック&ゲルくらいで保存的にケアしてみてください。
NUMA様こんにちは。そろそろ秋っぽくなってきたのでトレチ初めてはじめてみました。記事を読んでから興味あったのですがようやく踏み切りましたw(1晩開けてからは気のせいかもですが、弾力出て調子いいように感じます。これから剥けてくると思いますが)また秋冬美容対策記事読めると嬉しいです!いつも楽しみにしております!
おお、トレチノイン始められましたか!
オバジ博士によると「No pain, No gain」だそうで
肌を入れ替えるなら多少痛くても痒くても頑張って乗り切ったほうが良さそうですが
ちょっと美肌くらいなら、休み休みで良いので、続けることが大事です。
最初さえ乗り切ればなんとかなるので頑張ってください!